【アメリカ留学】まんがで読破する聖書が留学してから役に立つ。
最近「まんがで読破」というシリーズの本に出会ったので、
これはいい機会だ!と、いろんなジャンルのものを広く浅く教養を身につけよう!ということで読んでおります。
で、まず読んだのが「旧約聖書」。
アメリカに行ってからいろんな手段で読んだことあったのですが、まんがだとどうなんだ?ということで読んでみました。
まんがで読破する聖書が留学してから役に立ちます
今までわたしが「聖書」の内容を知りたいときは、子供向けバイブルを手にとってみたり、Youtubeで動画見たり、クリスチャンの友達に聞いたりしてましたが、
この「まんがで読破」シリーズの「旧約聖書」はすんごく簡略化されていて、でも大筋はちゃんとわかる、という
「とりあえず知っておきたい」人には最適の本でした。
時々クスッと笑える表現なんかもあり、あんまりまんが読まないわたしですが、
楽しんで読み終えることができました。
なんか「聖書」と聞くと重い感じがしますが、まんがになってることで、わかりにくいストーリーがスっと入ってくる感じです。
アメリカなど欧米留学予定の方に役に立つ理由
1:クリスチャンが作った国アメリカ
わたしはアメリカしか留学してないので、アメリカを例にお話しますが、
アメリカ人の5人に4人はクリスチャンだと言われています。
宗派や信仰の度合いは違えど、全部合わせると相当な人数です。
ということは、生活のベース、思考のベースが「バイブル」の教えと密接に関係していることになります。
となると、習慣も話す言葉も「聖書の影響」がふんだんに入っているのです。
例えば、アメリカでは大統領が新しく就任するときには、聖書に手を置いて、誓いの言葉を述べます。
トランプ大統領が就任する際に、あのリンカーン大統領が使ったものと同じ聖書を使っていたということで話題になったので、ご存知の方も多いかもしれません。
そのくらい、アメリカ国内では聖書が重要な役割を担っていることがわかります。
文化的なとこだと、ミュージカルの題材が聖書のお話だったりすることもあります。
「Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat」とか
「Jesus Christ Superstar」とか
ミュージカル映画だとDreamWorksの「Prince of Egypt」とかね。
また、コメディーとかみていると「無神論者系」のコメディアンが聖書の内容について風刺する場面なども、元ネタがわかってないとおもしろくないので、
一度読んでおけば「聖書」の内容を知ってる人しか笑えないコメディーも笑えるようになるでしょう。
わたしは留学してから「コメディーを英語で理解して爆笑したい」と常々思ってたので、「こういうの留学する前に知っておきたかったよ」と思いました。
留学のはじめって、言葉もわからない上に、文化や習慣が違いすぎて対応に困ること、理解できないことが多々あると思いますが、聖書の内容を少し知っておくだけで、背景を知ることができ、より早く現地のことが理解できるようになる、という効果が期待できます。
2:聖書がわかると英語がおもしろくなる
Oh My God!!
というように、英語では日常会話でサラッと使う表現にもたくさん聖書の言葉が出てきます。
びっくりしたときに「Jesus!」とか「Christ!!」とかいうのは海外ドラマ好きな方なら聞いたことあると思いますが、
留学したての人は、朝からおはよー!の代わりに「Rise and Shine!」と元気なホストマザーとかに起こされる人もいるかもしれませんね。
これも旧約聖書のイザヤ書からきた表現です。
日本語でも最近きく気がする「scapegoat」という言葉。
実はこちらも旧約聖書のレビ記のお話からきた言葉です。
あと、ニュース記事なんかでもよく見る「Good Samaritan」という表現は「知らない人を助ける善い行いをする人」という意味で、事故などの現場で助けに行った通りすがりの人が活躍したときなんかに使われてます。
こちらは新約聖書のルカによる福音書に出てくるお話から来ています。
そのほかにも、
「Eye for eye, tooth for tooth」は、日本語でもそのままで皆さんご存知の「目には目を、歯には歯を」ですが、これも新約聖書のマタイによる福音書からそのままきた言葉です。
という感じで、まだまだ英語と聖書のつながりはたっぷりあるようで、
間違いなく聖書を知ってると
「あ、これもあれだな、聖書のやつだな」
と、英語学習がおもしろくなってきます。
特に同じ日本人留学生同士の間だと、知ってる人が少ないので、
身内ネタじゃないですが、知ってる人たちだけが楽しめる面白さってあるじゃないですか。
あの感じを時々味わえます。
3:「旧約聖書」は3つの宗教の根っこ
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教(成立した年代順)これらは全て同じ「旧約聖書」から始まった宗教です。
ということは、まずは「旧約聖書」だけでも抑えてたら、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教すべての源流が知れるということなので、
世界のどこに行っても教養として役立つことは間違いありません。
ただ、ご存知の通り各宗教や宗派によって、解釈が大きく違いますし、そもそも
「宗教と政治とフットボールの話はしない」
というのがアメリカで人間関係をやるための暗黙のルールとなってますので、
気をつけましょう。
下手したら喧嘩になっちゃったり、誰かを傷つけちゃったり、傷つけられちゃったりする可能性のあるセンシティブなトピックですのでね。
まずは「知る」ということが大切と常々思っているので、
聖書の内容を知った上で、相手への理解を深めるツールとしてもらえたらいいんじゃないかと思います。
ちょっと気になってきた方は読んで見てください。
サラッと読めるし、きっと役に立ちますよ!
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