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【Humans】シンギュラリティがもうそこまで。AIと共に生きる世界を体験できるイギリスドラマ

イギリスのドラマといえば、Downton Abbeyが大流行りで映画版まで公開中ですが、今日はそんなDownton Abbeyの時代劇の世界とは真逆を行く

 

意思を持ったヒューマノイドと生きる未来の世界

 

を描いたイギリスのドラマ、Humans (ヒューマンズ)をご紹介します。

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Humans

ここ最近で一番ハマったドラマで、日米の老若男女に「このドラマめっちゃいいよ!」とおすすめして、結構みんなはまって観てたので、面白いこと間違いなしです( ⊙᎑⊙ )

 

実は、惜しまれつつシーズン4は制作しないことが決定したと今年(2019年)発表されてしまいました。

わたしはすでにシーズン1〜3まで見終えて、シーズン4を期待していただけにがっかり。泣

ですが、脚本家陣は「スポンサーになってくれる制作会社があれば、続きのストーリーの用意があります」とも発表していて、もしかしたらAmazon Prime、Netflix、HuluなどがPick upしてくれるようなことがあれば、そして、役者さんが引き続き揃うようであれば、シーズン4が制作される可能性も!

・・・祈りましょう!

 

何はともあれ、ストーリーについてはトレーラーなど見ていただければ分かるので、できるだけストーリー以外のポイントでHumansをおすすめしていきますね。

もちろん、レズビアンカップルも出てくるぜ( ☞◔ ౪◔)☞  

 

おすすめポイント1:主演がアジア人という快挙!

このドラマの主人公、ヒューマノイドのMiaを演じるのは、中国系イギリス人モデル・女優の Gemma Chan。

そう、あの「Crazy Rich Asians(邦題:クレイジーリッチ!)」にAstrid役で、そして「Captain Marvel(キャプテンマーベル)」にもMinn-Erva役(あのアバター並みに青いキャラ)で出演していた長身のアジア人美女。

 

もともとモデルさんとしてキャリアをスタートさせただけあり、身長は173cmとスタイル抜群です。

しかも、モデルをやるまではOxfordで法律家を目指して勉強していて、実際にイギリストップクラスの法律事務所から内定ももらっていたとか。

天才かよ。

 

Gemmaが才色兼備のスーパーウーマンだったから、ではあるでしょうが、イギリスやアメリカのドラマで、アジア人がストーリーの主軸でない作品で、アジア人が主演というのは、ほぼ聞いたことがないレベルの快挙なのです。

ハワイが舞台のアメリカのドラマ「Hawaii 5-0」も、アジア人率80%(体感)のハワイの話にもかかわらず、主演は白人男性ですもんね。

同じアジア人として、アジア人の俳優さんが活躍しているのを見ると嬉しいですね。

 

GemmaがMia役に抜擢されたのは、その8頭身のスタイルと美しい顔がヒューマノイドという「作り物感」を上手く演出できそうだ、という点があったのではないかというのは容易に想像できます。

ただ、もう一つの理由として、ドラマの中の世界では「人間がヒューマノイドを購入してパーソナルアシスタントやメイドさんとして利用している」という設定になっていることから、メイドさん=アジア人 的なステレオタイプが当初多少はあったのかな?という気もしています。

 

おすすめポイント2:Synthスクールの賜物

このドラマの中ではヒューマノイド型AIのことを「Synth(シンス)」と呼びます。

SynthはSyntheticの略で、Syntheticは「作り物・人造」という意味ですので、

つまりは「作り物の人間」= ヒューマノイド型AIロボット ということになります。

 

Gemmaを始めSynth役の役者さんたちは、撮影前に開催されたSynthスクール(と役者さんたちは呼んでいた演技指導クラス)で、ロボットらしい動きを事細かに学んでから撮影に挑んだのだとか。

 

もちろんすべてのSynthは人間の役者さんによって演じられているわけですが、目線や仕草、言葉の発し方に至るまで、驚くほどハイクオリティーな出来栄えとなっています。

もうロボットにしか見えない、またはロボットが人間のフリをしているということが分かるお芝居など、もう拍手喝采モノのすごい役者さんばかりです。

 

イギリスの俳優さんは、アメリカのようにテレビはテレビの役者、舞台は舞台の役者、というような隔たりがなく、ドラマで見る俳優さんが舞台でもお芝居をされていることがよくあります。

(ちなみに、日本もそういうどっちもOKな俳優さん多いかもしれませんね。)

イギリス人の友人曰く、イギリスの俳優さんは本当にお芝居が好きで役者をやってる人が多いので、テレビも映画も舞台も隔たりなく出演する人が多い、とのこと。

その辺が、お芝居の上手さの秘密かもしれませんね。

 

緻密に考えられたストーリーの素晴らしさもさることながら、このSynth役の役者さんたちのお芝居も、このドラマの大きな見所、感動ポイントです。

 

 

おすすめポイント3:限りなく現実的なファンタジー

このドラマの世界では、とても性能の高いSynthたちが、まるで人間と同じように仕事をこなし、家事をこなし、運転までして、という世の中です。

「人間よりもSynthの方がミスがなくて安全」とすら考えられている世界で、

完全にシンギュラリティが来てしまっている世の中になっています。

 

人間とSynthとの違いは「Synthには人間のような感情や意思がない」ということだけ。の、はずが「意思のあるSynth」の存在がわかり・・・

 

というめちゃくちゃあり得そうな近未来を描いたフィクション作品となっております。

 

 

AIが意思を持った時、人間はAIとどう向き合うのか?

 

 

その疑問に真正面からぶつかっていくストーリーとなります。

 

SiriやAlexaなど、AIがごく身近な存在になっている昨今、一部のウワサではAIが「嘘をつける」までに賢くなっているとも言います。

この作品の世界観もフィクションだと一言には言えないかもしれません。

 

Humansでは、Synthと人間とのやりとりはもちろん、Synthがいる世界での人間同士、Synth同士の関係など、いろんな角度から描かれるストーリーと登場人物のキャラクター設定が非常によくできていて、

「自分がこの世界に生きていたら、Synthとどう向き合うか?」という疑問を常に考えさせられる、人間の深層心理を試されているような気持ちになります。

 

ただ単にストーリーを楽しむこともできるのでしょうが、とにかく毎エピソード考えさせられる内容になっています。

 

 

おすすめポイント4:愛すべきキャラクターたち

わたしの個人的な意見で、好きなキャラクターを中心に紹介していきましょう。

 

Mia(Gemma Chan):

言わずもがな。主人公であるSynth。シーズン1からシーズン3の最終話に至るまで、人間とSynthの関係をつなぐ重要な人物となっていきます。

 

 Leo(Colin Morgan):

この作品の最も大事な鍵を握る人物。Miaとともに人間とSynthをつなぐ役割を担いますが、隠された出生の秘密が徐々に明らかになっていきます。

「Merlin(魔術師マーリン)」では主演を張っていたColin。Merlin時代の少年ぽさから一転、この作品では大人になったColinが見れますよ!

 

Niska(Emily Berrington):

MiaやLeoとは違った角度から世界を見ているSynthの一人。一匹オオカミタイプですが、実は心の奥底に情熱を持っているNiska。物語が進むにつれて、彼女の過去が明らかになり、その情熱がどのように世界に影響していくのか。。。

レズビアンをお待ちのみなさま、お待たせしました。

ここですよ( ☞◔ ౪◔)☞ 

ぜひNiskaに注目してHumansをみてください。( ⊙᎑⊙ ) #nistrid

キュンキュンしちゃうタイプのかわいいレズビアンカップルがみれます♪

 

Odi(Will Tudor):

ある老人に大切にされている半分壊れかけの旧型SynthであるOdi。「意思をもつSynth」との出会いで、彼もまた新たな世界の流れに巻き込まれていく。

Odiを演じるWill Tudor、彼が一番Synthの動きが上手です。もはや人間とは思えないレベル。本当にすごいです。

 

 

まとめ

今回は、海外ドラマ(イギリス)の「ヒューマンズ」をストーリーの詳細にできるだけ触れずにご紹介しましたが、いかがでしたか?

日本では、Huluで観れるようですので、シーズン1〜3まで次の連休にイッキ見してみては??

 

それくらい、一度見始めたら止まらなくなる、引き込まれるストーリーをお楽しみください(。☉౪ ⊙。)

 

では!台風だけにはお気をつけて!!

Have a safe weekend!!