Hey, I'm a Lesbian. Got Questions?

2020までにもっとLGBTQ+を知ってもらいたい、ハワイに住んでる既婚レズビアンのブログ

【同性婚】反対!というみなさまに聞きたい6つのしつもん

 わたしは日本で同性婚の合法化という日が必ず来ると思っている派です。

次のステップとして少なくとも「2020年までに都道府県レベルで同性婚を認められる」ことになればと考えてます。

自分としても日本で、特に地元大阪でできることを探している最中で、このブログで情報発信しているのもその1つです。

 

LGBT当事者として、アメリカで同性婚をすでに経験している者として、

日本で同性婚合法化反対!というみなさまに聞きたいことをまとめてみました。

 

 

同性婚反対側の意見はこういうものだと聞き及んでおります

よく巷で聞く反対理由は、

  1. 同性同士では子供が作れない=生産性がない
  2. 同性愛者以外にも同性婚を強制することになる(?)
  3. 一夫多妻を認めるのと同じことになる(??)
  4. 父親・母親という概念がなくなってしまう(???)
  5. 子供がかわいそう
  6. なんかやだ

 

とか、そんな感じですかね。

では、しつもんに参りましょう!

 

質問1:結婚=子作り=生産性なんですか?

同性同士では子供が作れない。つまり「生産性がない」からだめだ、とおっしゃる方がいます。

 

では、「子作り」だけで話をしましょうか。

わたしは女性と結婚していますが、婦人科系健康上の問題があり、もし男性と結婚していたとしても自然妊娠は不可能です。

そういう方、異性結婚されている女性の中にもたくさんおられます。

また、ご夫婦の男性側の生殖機能や健康上の問題があり、お子さんを授かれないカップルもいらっしゃいますよね。

 

また、FTM(Female to Male:女性から男性に性転換された方)や、MTF(Male to Female:男性から女性に性転換された方)の方と結婚された場合も、生殖器を手術により摘出されているので、自然妊娠でお子さんを授かることはできません。

 

この全てのケース「自然妊娠ができない」というだけで、ドナー精子や代理母出産についての法整備が進めば、子供を授かることが可能になります。

 

「同性婚合法化」が先か、「結婚していなくてもドナー精子や代理母制度が認められる」ことが先か、どちらにせよ、この2つが認められるようになれば、最近よくネガティブに取り上げられる、婚姻率も出生率も上がるんではないでしょうか?

 

実際にわたしが住んでいるアメリカでは、ドナー精子を購入してわたしたちのような女性同士のカップルが妊活をし、男性同士の場合は代理母出産で妊活をし、たくさんのカップルが実際にお子さんを授かっています。

わたしも自然妊娠はできませんが、現在パートナーと一緒に人工授精等の方法で妊活を進めています。

 

アメリカでは同性婚が合法になる前から、生殖活動に関しては法整備が進んでいたようで、同性婚が全米で認められたのは2015年のことですが、同性カップルのごふうふの間に生まれた子供で20歳を超える方もいるくらい、ずーっと前からドナーや代理母制度が認められていました。

日本の某有名人カップルも、アメリカで代理母制度を利用されていましたよね。

 

また、里親制度というのもありますが、日本は欧米に比べて里親の受け入れが進んでいません。

「赤ちゃんBOX」が話題になることは何度かありましたが、孤児の受け入れが増えるということは「里親制度」ももっと広まっていかなければ、施設と里親9:1という日本の現状では、施設の負担がどんどん大きくなる一方です。

わたしが日本でお世話になっている産婦人科のドクターも「日本の里親制度」がもっと広まって行く必要があるとおっしゃってました。

もし日本で結婚生活することがあるなら、ぜひ考えてみてね、と。

 

同性婚が認められることで、ふうふとなった同性カップルの間に「里子を迎えよう」という選択肢が増え、里親制度の普及が進む可能性も大いにあります。

 

 

質問2:同性結婚したい人がいる事実を理解してほしいだけなんですが?

同性婚を認めることは、同性愛者以外にも同性婚を強制することになる、つまり思想信条の自由が侵害される、という意見があるようです。

 

ちょっとわたしの理解が及んでいない気もしますが、わたしの考え、そしておそらく一般のLGBT側の意見とすれば、

「異性愛者が結婚するのと同じように、同性愛者も生涯のパートナーと一緒になりたいときは結婚できる、という法律にしてほしい」

ということであって、

異性愛者に考えを改めてください、と言いたいわけではありません。

 

同性婚を認めることで「同性愛は間違っている」という思想が侵害されるというなら、

現在は「同性愛は間違っている」という思想によって「同性愛も異性愛と同等である」という思想が侵害されている状態です。

 

思想はいろいろあっていいと思います。

この世界はなんでもバランスを取るようにできているので、何か1つの意見に100%賛成になる世の中は存在しません。

 

でも、せめて同じ土俵で別々の思想を持てるようにしませんか?

というのが、わたしの思いです。

 

 

質問3:同性婚と一夫多妻は別の問題では?

同性愛と異性愛を同等に扱うということは、一夫多妻を認めるのと同じことだ、とおっしゃる方がいるようです。

 

これ、同じ問題ではないです。

人生のパートナーと出会って、この人と生涯一緒に生きて行きたい、と思った時に結婚を考えますよね?

その最初の一人に出会ったとき、結婚できるかできないか、という問題が同性婚できないことの問題であって、

複数の方と結婚したい、というのはまたその先だと思うのです。

そういう方の場合、最初のパートナーの方との婚姻関係を続けたまま、パートナーさえ納得してくれれば、二人目の方と事実婚のような関係を持つか、または最初のパートナーと離婚して、新たに二人目の方と結婚する、という選択肢があるのです。

 

同性婚はその最初の1回目の結婚の選択肢すらない状態なのです。

 

同性婚を認めることが、一夫多妻などの乱婚につながるというなら、

同性婚を合法にする際に、今ある刑法第184条(重婚罪)をそのまま残して、それはそれでまた別の問題として議論すれば良いのでは?

 

そもそも、ここで一夫多妻が問題となり、逆の一妻多夫について問題提起されていないところが、そもそも男性目線でファンタジーが語られているか、

反対意見を必死に探した結果のような気がしてならないのですが・・・

 

 

質問4:父親だけ母親だけという家庭も多いですよね?

父親・母親という概念がなくなってしまう、と考える方がいるようです。

 

そもそも離婚率30%とか40%の時代です。

父親がひとりで、母親がひとりで、という片親で育つお子さんもたくさんいる時代です。

両親が揃っていなければいけない、ということもありません。

 

同じように両親=父と母である必要もないと考えます。

 

「両親=おじいちゃん、おばあちゃん」でもいいし、

「両親=お父さん、お父さん」でも

「両親=お母さん、お母さん」でも

「両親=お母さん、おばあちゃん」でもいいと思うのです。

 

文字に書くとめちゃくちゃ悲しいけど、父親・母親がふたり揃っていて、子供に虐待を繰り返すようなケースもあるのです。

 

大事なことは、子供にとって愛情いっぱいで、自分らしくのびのびと育つことができる環境があるかどうか、です。

 

 

かといって、LGBT人口は13人に1人と言われていますので、

もしそのうちのゲイ、レズビアンカップル全組が結婚したとしても、

圧倒的に異性カップル人口の方が多いので「父親と母親」という概念がなくなることはありません。

 

統計を見れば明らかですので、心配いりませんよ。

 

ただ、「いろんな親の形があって良い」という思想があることも、そろそろ受け入れませんか?という話です。

 

 

質問5:子供がかわいそうなのは社会の偏見が問題では?

「同性結婚=子供できない=生産性ない論」とは裏腹に、「同性カップルの間に生まれた子供がかわいそう説」というのもあるようです。

 

わたしの意見としては、上でも述べた通り、

一番大事なことは、子供にとって愛情いっぱいで、自分らしくのびのびと育つことができる環境があるかどうか、だと思ってます。

 

 

この動画は、アメリカはアイオワ州で、レズビアンカップルの間に育った19歳の青年のスピーチです。2011年のものですが、アメリカでは結構有名ですかね。

2018年現在、彼ももう26歳ですね。

 

 詳しい日本語訳はまた別の記事で!

 

ざっくり訳すと、

「僕の両親はふたりとも女性のレズビアンカップルだけど、みんなが心配するような苦労はなかったし、僕は立派な大学生になった。どの家庭にもあるように、家族でキャンプに行ったり、時には喧嘩をしたり、幸せな生活を送ってますよ。」

という感じです。

 

「これはアメリカだから」

 

そんな声が聞こえてきそうですが、

それならば両親が同性であることが問題なのではなくて、

「社会に偏見があること」が問題なのではないでしょうか。

 

その偏見については、「同性婚」や「新しい子作りの形」が法整備されていくことで、国民の意識も大きく変わっていくと思っています。

 

アメリカでは、同性婚が合法化されてから、さらに同性カップルへの偏見は少なくなったと感じます。

実際に合法になった2015年と翌2016年は15歳以下の子供の自殺率が下がったというデータもあるようです。(直接的な関係がどこまであるかははっきりわかりませんが)

 

わたしとパートナーも、日本でわたしたち二人の間で子供を育てる場合、まだまだ偏見が多すぎる、という思いがあります。

アメリカ国内であれば、偏見のない地域に行くことができます。

 

同性カップルの間に生まれて育つからかわいそうなのではなく、

社会に偏見があることでいじめや無理解に遭うことが問題だということを知ってください。

 

 

質問6:なんかイヤなのは何が原因でしょうか?

理由という理由はないけど、「なんかイヤ」という反対理由もあるようです。

しっくりこない、とかそういうことでしょうか?

 

これは多分慣れてないということかと思います。

 

人間って「知らないこと=怖いこと」なんだそうです。

例えば、明治時代に入るまで日本では外国人を見たことない人がほとんどで、みんな外国人を「天狗」とかなんかと信じてたとか。

そして、初めて外国人を目の当たりにして、あまりの骨格と顔立ちの違いにびっくりして、本当に「天狗だ!」と腰を抜かしたとか。

 

そういうことです。

誰でも知らないことや新しい変化は、恐怖であり、違和感があるものです。

 

わたし自身レズビアンではありますが、自分でその事実を受け入れるのに随分時間がかかりました。

アメリカに行って、LGBTの人とたくさん出会って、

「あー同性を好きになることって、別になんの問題もないんだな」と思えたから、

そして、大切な家族と友達がそのままのわたしを受け入れてくれたから「これで良いんだ」と受け入れられたんです。

 

なんとなくイヤじゃなくなるまで、できればいろんな情報に触れて、

「自分とは違う人もいるんだな」と知っていただくだけでいいです。

 

ぜひそこから始めてもらえたら嬉しいです。