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2020までにもっとLGBTQ+を知ってもらいたい、ハワイに住んでる既婚レズビアンのブログ

【海外医療】自宅で点滴!? PICC Line(ピックライン)についてお教えしよう

今日はメディカルな話題をお届けしたいと思います。

 

アメリカで定住して3年がたち、生活にも慣れ、平和に楽しい毎日になって来たなぁ、そろそろ家族計画も次の段階へ進もうかなぁ、なんて思っていた矢先、わたしは思いもよらない病気になった。

 

30年以上生きてきて、大きな病気もなく元気に育って来たので、まさに晴天の霹靂だった。

 

ちなみに、あとで気づいたことだけど、がっつり本厄、しかも大厄だったらしい。

本当に人生は何が起こるかわからない、ということを身をもって学んだ。

 

手術まで終えたあと、ピックライン(PICC Line)と呼ばれる聞いたことのない方法での在宅治療が始まった。

 

日本にはない治療法らしく、おかげさまで、おそらくピックラインを経験したレアな日本人になったので、記事にしてみようかと思う。

 

【目次】

 

 

ピックライン(PICC Line)とは

英語では "Peripherally Inserted Central Catheter"というそうで、日本で言うところのカテーテル。

この頭文字をとって、PICC Lineと呼ばれるらしいです。

 

上腕の辺りの、比較的太めの血管を探して、その血管内に細い管を入れ、心臓近くまで通し、点滴するためのラインを確保するというもの。

 

用途として、長期で毎日点滴する必要がある人で、入院する必要はないという程度の人が、自宅でも自分で点滴理療をできるようにするものです。

 

一回入れた管は約1年間持つらしく、その間点滴のための針をさす必要もなくなり、体に優しい。しかも、同じラインから血液を抜くこともできるので、採決時も針を刺されなくて済みます。

 

 

ピックラインの取り付け

管の入れ方はというと、わたしの場合は右利きということで、左の二の腕辺りから管を通すことに。

 

ステップとしては(思い出す限り)以下のような流れでした。

  1. 点滴専門ナースさんが入院している部屋に来て、小さな血管をみる用のエコー(Ultrasound)で太めの血管を探す
  2. ナースさん以外の人は部屋から締め出し
  3. みんなを締め出したら、普通の病室にもかかわらず、ブルーカバーや手袋など、手術さながらの準備が始まる
  4. 完全防備になったナースさんが目的の血管の場所に、よくある点滴くらいの太さの針で注射をする(この注射にもう管がくっついていたと思う)
  5. 注射した針の中を通って、管がどんどん奥まで入っていく(痛みも何も感じません)
  6. ポータブルレントゲンマシンが部屋に来て、管が狙い通りの場所まで入っているか確認される

 

見た目は大そうな処理がされている感じだけど、本人は痛くもなく、ただじっと処置が終わるのを待つという感じ。たぶん1時間弱くらいで終わったと思います。

 

 

ピックラインが必要になる人

わたしの場合は、抗生物質(Antibiotics)を点滴する必要があったので、ピックラインという選択になりました。

結果、約3ヶ月間このピックラインから、毎日の点滴と週に1回の採血をしました。

 

抗生物質以外には、ガンや糖尿病の治療で毎日点滴による薬の投与が必要になる人が利用することが多い治療法のようで、ピックラインをつけて街にいると時々「糖尿病なの?」とか声かけられることがありました。

 

ほんと、ハワイは大阪に似ていて、良い意味でみんなめちゃくちゃフレンドリーです。

 

ちなみに、ピックラインは妊娠中毒症がひどい場合なんかも栄養を点滴から入れるために使われるようで、妊婦さんも使えるほど安全ではあるらしい。

 

 

ピックラインをつけた日常生活

わたしの場合は1日1回の点滴が必要だったのですが、点滴そのもの、及び点滴に必要な付属品は全て宅配で週に1回自宅に届けられました。

 

そして点滴をする度に、

  1. ピックラインの先端をふきふき(アルコール消毒)
  2. 生理食塩水少量て管内をフラッシュ!
  3. またアルコール消毒
  4. 点滴を30分
  5. またまたアルコール消毒
  6. また生理食塩水で管内をフラッシュ!
  7. またまたまたアルコール消毒
  8. ラインの先端にキャップをして終了

という流れを毎日やる必要があり、本当に奥さんのヘルプなしにはやっていけませんでした。

 

しかも、シャワーを浴びるときももちろん患部を濡らしてはいけないので、フィルムやテープでカバーはされていますが、腕に専用のビニールカバー(使い捨て)をつけて、片手でシャンプーしたり、濡れないように上手に入らないといけません。

 

奥さんに何度シャワー手伝ってもらったか!!

こういうとき、本当に家族の愛が身にしみますね。

ありがとう!涙

 

 

ピックラインの取り外し

取るときは、付けるときとは比べものにならないくらいあっけなく終わりました。

毎週ドレスチェンジ(ピックライン周りを清潔に保つために、管を通している周辺にカバーしてあるテープなど一式を交換すること)と採血のため、在宅医療専門のナースさんが自宅に来てくれるのですが、最終日も同じように担当のナースさんが来てくれます。

 ナースさん「はい、大きく息を吸って〜」

 マキコム「スゥーーーー・・・」

 ナ「はい!吐いてー!!」

 マ「フゥー!!」

 ナ「はーい、こんな感じで吐いてる時に抜きまーす」

 マ「へ?」

 ナ「今のは練習ね」

 マ「・・・( ⊙᎑⊙ )」

 

という感じで、超ビビってましたが、2回目の深呼吸で左上腕から心臓近くまで入っていた管を、

スルッっと引っこ抜いて終わりました。

 

まるでスパゲッティのようにツルっと出てきて、全く痛みも感じないし、よく分からない間に2秒くらいで終わりました。

これからピックラインを抜く予定の方がいたら、安心してください!

痛くありませんよ( ☞◔ ౪◔)☞

 

そのあとは、管を通していた穴が塞がるまで24〜48時間は患部が濡れないように引き続きカバーをして、それから1週間したら海とかにも入って大丈夫と言われました。

一応大事をとって、わたしはそのあとも長いこと海とか湯船とか入ってませんでしたが、経験豊富なナースさん曰く、1週間も経てば穴が塞がるので、入っても大丈夫とのことでした。

 

 

まとめ

以上、ピックラインについてまとめましたが、あなたはピックラインて聞いたことありましたか?

わたしは自分がやるまで聞いたこともなく、不安もありました。

ですが、入院していた時の担当ナースさんと、ピックラインの説明をしてくれた在宅専門ナースさんが、とっても丁寧に教えてくれたので安心して在宅治療を始めることができました。

 

そして何より、家族のサポートですね。

奥さんには「自分が逆の立場だったらここまでやってあげれていたかな?」と思うほど、手厚く看護してもらったので、もう感謝しかないですね。

本当に素敵なパートナーと出会ってわたしは幸せです(。☉౪ ⊙。)

 

という、いつものノロケで締めたいと思います。

 

Stay healthy and be kind to yourself!!