【カミングアウト】の話の続きと一部訂正・追記です!
先日こちらの記事でカミングアウトして悪いこと「ない!」と書きましたが、
その後わたしなりに考えた結果、撤回です。
残念がながら、わたしがカミングアウトしてから直面している問題がひとつだけありました。
「カミングアウトされた人が、その周りの人にカミングアウトすることができない場合、カミングアウトした当事者に何ができるか」
という問題です。
カミングアウトした後、された相手がどうするかはその相手の問題だから、こちらが介入することではない、という意見もあるようです。
その通りとも思いますが、それが親や大切な人相手だったら、放ってはおけないですよね。
なんか「余計なものを背負わせてしまったな」という罪悪感もあります。
同世代の友達はみんな気にせず、家族や周りの人に話してくれているようですが、
問題は親がどうやって対応しているか。
親世代では受け入れられづらい雰囲気が強いためか、周りの人に自分の子供がLGBTだという話をすることに時間がかかります。
例えばわたしの場合だと、今のパートナーと結婚して4年以上過ぎていますが、母は一番仲良しのお友達に「娘が女性と結婚していること」をごく最近になって伝えました。
まぁ結婚のこととか聞かれなきゃ自分から話さないから、タイミングも難しいか、という気もしますが。
同性のパートナーと結婚したことについては、一度も否定されたことはないですが、やっぱり母の中でも葛藤があったんだな、と思います。
結果、その母の友人はとてもLGBTにサポーティブな方で、実はこれまでにもLGBTのイベントなどにも参加したことがあったくらい理解のある方で、母も嬉しそうにそのことをわたしに話してくれました。
こういうの、当事者として、娘として、とっても幸せな気持ちになります!
本当に素敵なお友達がいてくださってよかった。涙
ただ、母もここに至るまで何年もかかっていること、そして父に関してはおそらく人に話す気は無いだろうと考えると(かと言ってわたしとパートナーの結婚についてはとてもあたたかく理解してくれてますが)、親に対しては、申し訳ない気持ちがなくなることはないな・・・
「娘が結婚したんですよ!」って堂々と周りの人に言いたかっただろうな、って考えちゃいますね。
で、わたしの結論としては、
自分から進んでLGBTコミュニティーのサポートになることをやって、
自分と自分の周りから少しずつ世間の目線を変えていく
ってことかな、と思ってます。
みんなが「カミングアウト」しなくて住む社会を目指して、みんなでできることをコツコツやっていきましょう!
今日はなんか、まとまりのない文章ですみません( ⊙᎑⊙ )
元の「カミングアウト経験者が伝えたいこと」の記事に戻りたい方は ↓ こちらからどうぞ!
【お一人様】レインボーフェスタ!が一期一会の大切さを教えてくれる素敵なイベントだった
10月6日(土)、7日(日)に大阪の扇町公園で開催された
「レインボーフェスタ!2018」に参加してきました!
2日間で1万人が参加されたそうです!
わたしは「関西レインボーパレード」が行われた7日(日)のみに参加しましたが、
これまでの大阪のプライドパレードでは見たことないくらいの長ーーーい列ができるほど、たくさんの方がパレードに参加されていて、感動しました!
今年は、主催の実行委員のみなさんがずっと目標にされていた「参加人数1万人」を達成されたそうです!
有志のみなさんが、この5年間絶やすことなくイベントを開催し続けてこられた結果ですね。
感謝します!本当にお疲れさまでした!
今回は開催情報を入手するのが遅すぎたため、ボランティア参加はできず、いち参加者として楽しませていただきました。
また帰国のタイミングを合わせて、いつかボランティアとしても参加したいですね。
レインボーフェスタ!2018テーマ「一期一会」
今年のレインボーフェスタ!のテーマは「一期一会〜今に生きる、今を生きる」でした。
レインボーフェスタが始まってから5年とのことで、その間に変わってきた社会の変化、多様性への理解が広がりつつある中で、ここにある瞬間を大切に生きていこう、という意味が込められているそうです。
で、わたしも自分の5年前を振り返ると、当時の自分には想像もできなかった方向に人生劇的に変わったな〜と感じます。
約4年半前にアメリカで今の妻と入籍して、3年半前にハワイへふたりでお引越し。
5年前の時点の自分が想像もしていなかった場所に今のわたしはいます。
想像もしてなかった場所にいることも、奥さんと今も一緒にふうふとして幸せにいられることも、ふたりで積み重ねた小さな一瞬がコツコツたまっていった結果だと思うと、今生きているこの瞬間も大事に大事に、次の5年先が素敵になるようにワクワクしながら生きていたいな、と思いますね。
一期一会の素敵な出会い
そして、今回会場にはソロ参加だったのですが、とても素敵な人たちに出会うことができました。
おひとりは、会場近くのマンションにお住まいで、扇町公園に野球*をしに行ったお子さんの様子を見にきたついでに、レインボーフェスタを見に来られたお母さん。
*扇町公園は広いので、会場のさらに向こう側に公園スペースが空いてました。
ちょうどパレードから帰ってきた人たちをお出迎えしていたら「これは何のイベント?」とわたしに話しかけてくれて、「LGBTを知ってもらうためのイベントとパレードですよ〜」とお答えすると、
「近所やからやってることは知ってて気になってたけど、なかなかきっかけがなくて行こうってならなくて」とおっしゃってました。
自分はレズビアンだけど同じく今回が初参加だと伝えると、わたしがレズビアンに見えなかったらしく(笑)びっくりされながらも、なんだか興味を持ってもらえました。
そしてご自身も人種的なマイノリティであることを教えてくださいました。
LGBTQ+だけでなく、人種的にマイノリティになる人たちも「カミングアウト」のご苦労があるんですよね。
改めてそれについても一緒に考えていかなきゃいけないよね、と考えさせられました。
そしてその方とは「みんながカミングアウトなんてたいそうな事しなくても、自分のことをサラッと話せる世の中にしたいですね」というお話をして別れました。
で、その方のお名前を聞きそびれるという・・・
なんかいざとなるとお名前とかきいちゃっていいのかな?とか、控えめな自分&挙動不審を発動してしまう自分がいるんですよね。泣
so Japanese of you とアメリカの友達に言われてしまいそうです。汗
まだまだ出会い力が足りませんね。
今月は特にまだまだ初めての人に会う予定がいろいろあるので「一期一会」という言葉を心に刻んでおきます。
そして、もうひとりお会いしたのが、WaaGwaan(ワーグワーン)というお店の店長さんかな?ナミコさんという方。
(この時も自分から名前聞けず、あちらから聞いていただきました・・・あぁ不甲斐ない。)
ブースを出しておられて、喉カラカラで飲み物を求めてちょっと離れたところからお店の看板を凝視してたら
「そこのサングラスのおねーさん、ちょっとおいで!」
と話しかけてくださいました。
ひとりでぐるぐる、ウロウロしていたので、正直声かけていただいて救われました。泣
たくさん仲間が集まっていらっしゃって、間違いなくいい人だということが一瞬でわかるくらい、明るくてフレンドリーなナミコさんの雰囲気と、声をかけてもらった嬉しさに、聞かれてもないのに勝手に身の上話をして(笑)それも笑顔で聞いていただきました。
今思うと申し訳ない・・・。
お店の情報もいただき「いつでもきて!」と言っていただいたので、近々お邪魔してみようと思います。
ちなみにお店はヴィーガンのミックスバーだそうで、おいてらっしゃる飲み物もオーガニックなものばかりでした。
わたしはお酒飲まないということも伝えましたが、全然OK!とのことでした。
気になる方はぜひ!
日本ではLGBT当事者の知り合いがいなかったので、何だか不思議な気分でした。
あんまり日本で飲み屋とかに行かないわたしとしては圧倒されてしまった感もありますが、せっかくのご縁で出会えたので、またお店に伺って今度はうちの奥さんとの馴れ初めでも聞いてもらおうかと思います。(。☉౪ ⊙。)テヘッ
そして奥さんが一緒に帰国した時に一緒に行ってみたいですね!
ソロ参加も楽しいレインボーフェスタ!
結果、ソロで参加しましたが楽しむことができました!
もちろんパーティー的なワイワイした楽しさが欲しい方は、お友達と行ったり、知らない人の間にどんどん入っていけるガッツを持っていくことをオススメしますが、
ひとりでも会場の雰囲気を楽しみ、ステージを見て、焼きそば食べて、時々ブースの方々と交流するなど、楽しみ方は色々あるなーという感想です。
今年は行けなかった!という方も、また来年参加してみてください。
きっとおもしろい出会いがありますよ!
【National Coming Out Day】10月11日に向けてカミングアウト経験者が伝えたいこと
まだ早いですが、10月11日は「National Coming Out Day」だそうですね。
当日が来る前に、カミングアウト経験者として思うところをお伝えします。
「カミングアウト」という言葉がなくなる日
わたしたちの次の世代くらいには、この言葉がなくなればいいですね。
まだ同性婚ができない日本では、次の世代よりもう少し時間がかかるかもしれませんが、
すでに結婚できる国から、徐々に意識が変わって来ると思います。
特に欧米のトランスジェンダーの方なんかは、カミングアウトというか、物ごごろついたころから自分の本来の性でいることをもう親がわかっていて、親子で自然に話をしてきた、というケースも多くなってきているようです。
治療法も確立され、すでに経験されている先人たちがたくさんいらっしゃることもあり、情報も増えてきたので、親も対応しやすくなったということもあるかと思います。
日本もLGBTQ+全ての人が、さらっと自分のことを話せる環境に変えて行きたいですね。
カミングアウトの良いこと・悪いこと
わたしはレズビアンとして、親、友達、会社の同僚、クライアントさんなどなど、
出会ったいろんな人に自分がゲイであることをカミングアウトしてきました。
わたし自身の経験上、カミングアウトして起こる良いことは、
「もう嘘をつかなくていいという安心感」と
「セクシャリティに関係なく自分を想ってくれている人がいることを知れる幸せ」
逆に、カミングアウトして起こる悪いことは、
「特になし」です。
[追記:10/09/2018]
※よくよく考えたら「特になし」ではなかったので、訂正と追加を書かせてもらいました。
↑ の通りですが、カミングアウトによって家族や友達と疎遠になってしまう人もいることを考えれば、むやみにカミングアウトすることが良いとは思いません。
良くも悪くも自分自身の気持ちや、取り巻く状況が少し変化して行くので、
自分の「覚悟」ができてから言えばいいのです。
カミングアウトは生きている限り続く
カミングアウトって1回伝えて、はい、終わり、ではないんですよね。
例えば、宇宙に全く興味ない人が、ある日突然「銀河系の成り立ちの話」を聞いても、きっと次の日には
「えーっと、なんだったけ?」てなると思いませんか?
それと同じように(かどうかはわかりませんが)
見た目どこにでもいるストレート女子に見えるわたしから、ある日突然
「わたしはレズビアンです。パートナーは女性です」と聞かされた人は、まさか想像もしていないことを聞かされているので、1回聞いただけで消化するのは難しいです。
親、友達、誰に対しても、理解してもらえるまで、ゆっくりコツコツと伝えて行く根気がいるので、
周囲との関係を自ら悪くしないためにも、悩んでいるなら自分の「覚悟」ができたタイミングで、自分が信頼できると想った人にだけカミングアウトするのが良いと思ってます。
わたしはアメリカから一時期戻ってきて、数年日本で暮らした時期に、LGBTの存在を知ってほしいという思いと、自分としてもできるだけパートナーの存在について嘘をつかないで生活できるようにという思いで、できる限りカミングアウトするように心がけていました。
仕事上でも、個人的な話をするようになった相手には「同性のパートナーがいる」ことを隠さずに伝えていました。
経験上、95%くらいの人が数秒止まって「え???」とはなりますが、びっくりしながらも受け入れようという態勢になってくれました。
で、「レズビアンの子に初めて会った!」と言われる率、日本では100%でした。
これを聞くたびに「あ、もっといろんなとこでオープンに話さないといけないな」と勝手に使命感に浸ってました。笑
そして、有名人で誰もがあなたのことをセクシャリティも含めて知っている、ということでもない限り、日常を生きているだけで、どこかしらで新しい人に出会う機会があるので、その度にカミングアウトを考えることになります。
そういう意味でも「カミングアウト」は一生続きます。
わたしがカミングアウトする理由
日本には「レズビアンに会ったことがない人が多すぎる」からです。笑
「友達に男性のゲイの子いるよ!」というのはよく聞くのですが、レズビアン率がどうも低い。
女性の方がカミングアウトしにくいのかなぁと思ったので、特にカミングアウトして失うものがないわたしが率先してオープンになろう、というのがわたしがカミングアウトする理由です。
あと、嘘つくのがしんどい。
まだオープンになりきれなかった時期、パートナーが男性であるかのように適当に話をしていると、1回ついたその嘘が、後々どんどんめんどくさいことになる経験をしたので、もう戻りたくありません。汗
カミングアウトされた人へ
わたしは新しく人に出会う度に「この人は理解してくれるタイプの人かな?」っと考えながら「カミングアウト」するタイミングを伺っています。
これまで何回もカミングアウトしていて、勝手に伝える使命を感じているわたしでも、否定されるリスクを考えると物怖じしてしまうこともあります。
LGBTに対してだけでなく、他人に対して否定的な言葉をよく使っているタイプの人に対しては、「否定されそうだな、そんなに近い人でもないしカミングアウトはしないでおこう」と考えます。
それはLGBT当事者でなくても、あなたが人に相談しにくいことで悩んでいたとして、理解してくれなさそうな人には話さないのと同じことです。
なので、カミングアウトされた人は「信頼されている」人です。
もしカミングアウトされて戸惑ってるなら、信頼されていることに誇りを持って、あたたかく当事者の方の話をまずは聞いてあげてください。
それと、聞いた瞬間って良い人ほど「理解していることを示してあげたい」と思ってくれて「質問する」ことを控えてしまうようです。
わかったフリではなく、気になることは質問してもっと当事者の相手に「人として興味がある」ことを示してみてください。
これって日本人的なのかもしれないですけど、あんまり人に「質問する」ってことをしないですよね?プライベートには入り込んではいけないと思ってるというか・・・
わたしの地元大阪は結構ガツガツ突っ込んでいくタイプで、わたしはそこが好きです。笑
カミングアウトは「言いにくい話」を自らさらけ出しているわけですから、
少し掘り下げて聞いてあげてもカミングアウトした人も悪い気はしないと思いますよ!
Hope this helps you and your loved ones!
【大阪レインボーフェスタ】2018は10月6日7日@扇町公園です!
ギリギリにボランティア応募してみましたが、
残念ながらボランティアへの参加は、すでに説明会等が終わっていたので、
「今回はごめんなさい」ということで、開催のご担当者様から丁寧にご連絡をいただきました。
そりゃそうですよね。
もっとアンテナ張ってないといけませんねー。汗
こんな大きなイベントを、開催2日前まで知らなかったという自分が残念でなりません。泣
ですが!
当日は参加者として楽しみに行く予定ですので、またブログで行った感想などお伝えします(。☉౪ ⊙。)
今年はホノルルプライドパレード(10月20日開催!)へのボランティア参加ができないので、代わりに大阪で!と思いましたが、
これも何かの思し召しでしょう!いち参加者として、目一杯楽しみたいと思います!
新しい仲間との出会いなんかがあれば、それも最高ですね〜!
ちなみに、わたしはハワイ行きたてで友達が一人もいなかったとき、ホノルルプライドを開催している Hawaii LGBT Legacy Foundation というところにひとりで飛び込んで、ボランティア活動に参加したことで、お友達ができました。
なんでも、まずは参加してみないと!ですね。
出会いで人生変わりますからね!
LGBTイベント気になってはいるけど、ひとりだし、行ったことないし、
と思ってる方は、ぜひ今回の大阪レインボーフェスタを覗きに行ってみては?
わたしもソロで行きますし( ⊙᎑⊙ )
開催地は扇町公園なんで、ちょっと顔出してそのあと関テレに遊びに行ったり?
美味しいお店も近くにいろいろあるので、ついでに行ってみたり、
くらいの気持ちで参加するのも良いかと!
レインボーフェスタの会場には、ソロ参加の人たちや、仲間を探している人たちのために、「交流ブース」が用意されているそうですので、そこに行ってみるのもいいかもですね!
では!See you at the event!!
[追記:2018/10/9]
予定通り参加してきました!感想はこちら ↓ の記事にまとめました!
【スタバ】パンプキンスパイスラテ日本復活運動を起こしたい
毎年秋になったら楽しみにしているのが、
スタバの「パンプキンスパイスラテ」。
この季節にしか味わえないけどわたしの1番好きな飲み物です。
でも今年は日本にいるから飲めないーーーーーー・・・泣
日本にないスタバメニューの代表格
パンプキンスパイスラテ、日本では販売しておらず、アメリカにいないと飲めないんですよね。
何年か前に日本のスタバの店員さんに
「パンプキンスパイスラテは日本ではやってないんですか?」
とお聞きしたら、
「今の日本スターバックスはアメリカと会社が別なんで、やってないんです。復活の予定も今のところありません。」と・・・
ちなみに、日本以外の他の国はどうなんでしょうか?
ご存知の方いらっしゃたら、教えてください。
1年中暑くて季節感のないハワイでは、この時期に
「パンプキンスパイスラテを飲んで、秋冬気分を味わう」
というのが楽しみなんです!
今年は珍しく秋に日本にいられるという嬉しさは半端ないですが、パンプキンスパイスラテないのは秋気分半減ですねー。
「クリーミーパンプキンミルク」と「クリーミーパンプキンフラペチーノ」
パンプキン無い、とすねていたら、2018年は10月1日から期間限定で
「クリーミーパンプキンミルク」と「クリーミーパンプキンフラペチーノ」
なるものが出ているー!
日本にもパンプキン来たの〜!?とウキウキ!
で、いままさにスタバにきて「クリーミーパンプキンミルク」を飲んでみた。
ちがーーーーーーーーーーーう!
パンプキンスパイスラテファンの皆さん。
これはまったく別の飲み物です。
パンプキンスパイスラテとの違い
ざっと違いをお伝えすると
- まず「ラテ」では無いのでコーヒー(エスプレッソ)は入っていません
- パンプキン味はしますがスパイス味はしません
- 自分でシナモンかけたけどやっぱりスパイス感がありません
- トッピングにカリカリアーモンドが乗ってきます(これは美味しい!)
- えびすかぼちゃを使用しているからか、かぼちゃ味が濃いです
という感じです。
ナツメグとかクローブとかのスパイスの香りはまったく無いので、
まったく別の飲み物と思えば、かぼちゃ感たっぷりでとっても美味しい飲み物です。
コーヒー入ってないので、妊婦さんや授乳中のお母さま方、お子さまにも良いと思いますよ!
お子さまはアーモンドがノドにつっかえないようにお気をつけください!
パンプキン🎃好きの方はぜひお試しください。
【同性婚】反対!というみなさまに聞きたい6つのしつもん
わたしは日本で同性婚の合法化という日が必ず来ると思っている派です。
次のステップとして少なくとも「2020年までに都道府県レベルで同性婚を認められる」ことになればと考えてます。
自分としても日本で、特に地元大阪でできることを探している最中で、このブログで情報発信しているのもその1つです。
LGBT当事者として、アメリカで同性婚をすでに経験している者として、
日本で同性婚合法化反対!というみなさまに聞きたいことをまとめてみました。
- 同性婚反対側の意見はこういうものだと聞き及んでおります
- 質問1:結婚=子作り=生産性なんですか?
- 質問2:同性結婚したい人がいる事実を理解してほしいだけなんですが?
- 質問3:同性婚と一夫多妻は別の問題では?
- 質問4:父親だけ母親だけという家庭も多いですよね?
- 質問5:子供がかわいそうなのは社会の偏見が問題では?
- 質問6:なんかイヤなのは何が原因でしょうか?
同性婚反対側の意見はこういうものだと聞き及んでおります
よく巷で聞く反対理由は、
- 同性同士では子供が作れない=生産性がない
- 同性愛者以外にも同性婚を強制することになる(?)
- 一夫多妻を認めるのと同じことになる(??)
- 父親・母親という概念がなくなってしまう(???)
- 子供がかわいそう
- なんかやだ
とか、そんな感じですかね。
では、しつもんに参りましょう!
質問1:結婚=子作り=生産性なんですか?
同性同士では子供が作れない。つまり「生産性がない」からだめだ、とおっしゃる方がいます。
では、「子作り」だけで話をしましょうか。
わたしは女性と結婚していますが、婦人科系健康上の問題があり、もし男性と結婚していたとしても自然妊娠は不可能です。
そういう方、異性結婚されている女性の中にもたくさんおられます。
また、ご夫婦の男性側の生殖機能や健康上の問題があり、お子さんを授かれないカップルもいらっしゃいますよね。
また、FTM(Female to Male:女性から男性に性転換された方)や、MTF(Male to Female:男性から女性に性転換された方)の方と結婚された場合も、生殖器を手術により摘出されているので、自然妊娠でお子さんを授かることはできません。
この全てのケース「自然妊娠ができない」というだけで、ドナー精子や代理母出産についての法整備が進めば、子供を授かることが可能になります。
「同性婚合法化」が先か、「結婚していなくてもドナー精子や代理母制度が認められる」ことが先か、どちらにせよ、この2つが認められるようになれば、最近よくネガティブに取り上げられる、婚姻率も出生率も上がるんではないでしょうか?
実際にわたしが住んでいるアメリカでは、ドナー精子を購入してわたしたちのような女性同士のカップルが妊活をし、男性同士の場合は代理母出産で妊活をし、たくさんのカップルが実際にお子さんを授かっています。
わたしも自然妊娠はできませんが、現在パートナーと一緒に人工授精等の方法で妊活を進めています。
アメリカでは同性婚が合法になる前から、生殖活動に関しては法整備が進んでいたようで、同性婚が全米で認められたのは2015年のことですが、同性カップルのごふうふの間に生まれた子供で20歳を超える方もいるくらい、ずーっと前からドナーや代理母制度が認められていました。
日本の某有名人カップルも、アメリカで代理母制度を利用されていましたよね。
また、里親制度というのもありますが、日本は欧米に比べて里親の受け入れが進んでいません。
「赤ちゃんBOX」が話題になることは何度かありましたが、孤児の受け入れが増えるということは「里親制度」ももっと広まっていかなければ、施設と里親9:1という日本の現状では、施設の負担がどんどん大きくなる一方です。
わたしが日本でお世話になっている産婦人科のドクターも「日本の里親制度」がもっと広まって行く必要があるとおっしゃってました。
もし日本で結婚生活することがあるなら、ぜひ考えてみてね、と。
同性婚が認められることで、ふうふとなった同性カップルの間に「里子を迎えよう」という選択肢が増え、里親制度の普及が進む可能性も大いにあります。
質問2:同性結婚したい人がいる事実を理解してほしいだけなんですが?
同性婚を認めることは、同性愛者以外にも同性婚を強制することになる、つまり思想信条の自由が侵害される、という意見があるようです。
ちょっとわたしの理解が及んでいない気もしますが、わたしの考え、そしておそらく一般のLGBT側の意見とすれば、
「異性愛者が結婚するのと同じように、同性愛者も生涯のパートナーと一緒になりたいときは結婚できる、という法律にしてほしい」
ということであって、
異性愛者に考えを改めてください、と言いたいわけではありません。
同性婚を認めることで「同性愛は間違っている」という思想が侵害されるというなら、
現在は「同性愛は間違っている」という思想によって「同性愛も異性愛と同等である」という思想が侵害されている状態です。
思想はいろいろあっていいと思います。
この世界はなんでもバランスを取るようにできているので、何か1つの意見に100%賛成になる世の中は存在しません。
でも、せめて同じ土俵で別々の思想を持てるようにしませんか?
というのが、わたしの思いです。
質問3:同性婚と一夫多妻は別の問題では?
同性愛と異性愛を同等に扱うということは、一夫多妻を認めるのと同じことだ、とおっしゃる方がいるようです。
これ、同じ問題ではないです。
人生のパートナーと出会って、この人と生涯一緒に生きて行きたい、と思った時に結婚を考えますよね?
その最初の一人に出会ったとき、結婚できるかできないか、という問題が同性婚できないことの問題であって、
複数の方と結婚したい、というのはまたその先だと思うのです。
そういう方の場合、最初のパートナーの方との婚姻関係を続けたまま、パートナーさえ納得してくれれば、二人目の方と事実婚のような関係を持つか、または最初のパートナーと離婚して、新たに二人目の方と結婚する、という選択肢があるのです。
同性婚はその最初の1回目の結婚の選択肢すらない状態なのです。
同性婚を認めることが、一夫多妻などの乱婚につながるというなら、
同性婚を合法にする際に、今ある刑法第184条(重婚罪)をそのまま残して、それはそれでまた別の問題として議論すれば良いのでは?
そもそも、ここで一夫多妻が問題となり、逆の一妻多夫について問題提起されていないところが、そもそも男性目線でファンタジーが語られているか、
反対意見を必死に探した結果のような気がしてならないのですが・・・
質問4:父親だけ母親だけという家庭も多いですよね?
父親・母親という概念がなくなってしまう、と考える方がいるようです。
そもそも離婚率30%とか40%の時代です。
父親がひとりで、母親がひとりで、という片親で育つお子さんもたくさんいる時代です。
両親が揃っていなければいけない、ということもありません。
同じように両親=父と母である必要もないと考えます。
「両親=おじいちゃん、おばあちゃん」でもいいし、
「両親=お父さん、お父さん」でも
「両親=お母さん、お母さん」でも
「両親=お母さん、おばあちゃん」でもいいと思うのです。
文字に書くとめちゃくちゃ悲しいけど、父親・母親がふたり揃っていて、子供に虐待を繰り返すようなケースもあるのです。
大事なことは、子供にとって愛情いっぱいで、自分らしくのびのびと育つことができる環境があるかどうか、です。
かといって、LGBT人口は13人に1人と言われていますので、
もしそのうちのゲイ、レズビアンカップル全組が結婚したとしても、
圧倒的に異性カップル人口の方が多いので「父親と母親」という概念がなくなることはありません。
統計を見れば明らかですので、心配いりませんよ。
ただ、「いろんな親の形があって良い」という思想があることも、そろそろ受け入れませんか?という話です。
質問5:子供がかわいそうなのは社会の偏見が問題では?
「同性結婚=子供できない=生産性ない論」とは裏腹に、「同性カップルの間に生まれた子供がかわいそう説」というのもあるようです。
わたしの意見としては、上でも述べた通り、
一番大事なことは、子供にとって愛情いっぱいで、自分らしくのびのびと育つことができる環境があるかどうか、だと思ってます。
この動画は、アメリカはアイオワ州で、レズビアンカップルの間に育った19歳の青年のスピーチです。2011年のものですが、アメリカでは結構有名ですかね。
2018年現在、彼ももう26歳ですね。
詳しい日本語訳はまた別の記事で!
ざっくり訳すと、
「僕の両親はふたりとも女性のレズビアンカップルだけど、みんなが心配するような苦労はなかったし、僕は立派な大学生になった。どの家庭にもあるように、家族でキャンプに行ったり、時には喧嘩をしたり、幸せな生活を送ってますよ。」
という感じです。
「これはアメリカだから」
そんな声が聞こえてきそうですが、
それならば両親が同性であることが問題なのではなくて、
「社会に偏見があること」が問題なのではないでしょうか。
その偏見については、「同性婚」や「新しい子作りの形」が法整備されていくことで、国民の意識も大きく変わっていくと思っています。
アメリカでは、同性婚が合法化されてから、さらに同性カップルへの偏見は少なくなったと感じます。
実際に合法になった2015年と翌2016年は15歳以下の子供の自殺率が下がったというデータもあるようです。(直接的な関係がどこまであるかははっきりわかりませんが)
わたしとパートナーも、日本でわたしたち二人の間で子供を育てる場合、まだまだ偏見が多すぎる、という思いがあります。
アメリカ国内であれば、偏見のない地域に行くことができます。
同性カップルの間に生まれて育つからかわいそうなのではなく、
社会に偏見があることでいじめや無理解に遭うことが問題だということを知ってください。
質問6:なんかイヤなのは何が原因でしょうか?
理由という理由はないけど、「なんかイヤ」という反対理由もあるようです。
しっくりこない、とかそういうことでしょうか?
これは多分慣れてないということかと思います。
人間って「知らないこと=怖いこと」なんだそうです。
例えば、明治時代に入るまで日本では外国人を見たことない人がほとんどで、みんな外国人を「天狗」とかなんかと信じてたとか。
そして、初めて外国人を目の当たりにして、あまりの骨格と顔立ちの違いにびっくりして、本当に「天狗だ!」と腰を抜かしたとか。
そういうことです。
誰でも知らないことや新しい変化は、恐怖であり、違和感があるものです。
わたし自身レズビアンではありますが、自分でその事実を受け入れるのに随分時間がかかりました。
アメリカに行って、LGBTの人とたくさん出会って、
「あー同性を好きになることって、別になんの問題もないんだな」と思えたから、
そして、大切な家族と友達がそのままのわたしを受け入れてくれたから「これで良いんだ」と受け入れられたんです。
なんとなくイヤじゃなくなるまで、できればいろんな情報に触れて、
「自分とは違う人もいるんだな」と知っていただくだけでいいです。
ぜひそこから始めてもらえたら嬉しいです。
10月6日7日は大阪にて「レインボーフェスタ」LGBTQイベント開催だそうです!
わたし、今さら知ったんですが、今週末は大阪のLGBTQイベント、
「レインボーフェスタ!2018!」が開催されるんですね〜!
これ↓
RAINBOW FESTA! 2018 - レインボーフェスタ! 2018
大阪の扇町公園で開催されるとのことです。
大阪でできるLGBTQ関連のボランティア探してたのに、今日までこの情報を知らなかったという・・・
悲しい・・・
でも、今日知れてよかった!
かなりギリギリですが、運営の方へボランティア希望のご連絡をしてみたので、ボランティアで参加できることになったらいいなぁと思っております。
そうでなくても参加しに行く予定です!
ソロで!( ⊙᎑⊙ )
どなたか「わたしもソロで行きます」という方、いらっしゃったらぜひコメント欄にお知らせくださると嬉しいです!
扇町公園でぜひお会いしましょう!
あとは台風がそれることを祈るばかりですね!!